天を渡る風 (post script)

 2000年の夏コミに、オリジナルの健全で参加した時の原稿です。
 解説もなしで独自の用語がぽんぽん出てくるので、お気づきの方もおられるとは思うのですが、この話には前提になる作品と世界観が存在しています。
 人間が修行して力を得る「地仙」と、生まれながらの仙人である「天仙」、そして天仙から昇格する仙の中の仙「神仙」
 彼らと人間とで繰り広げられるどたばたの物語。
 1995年辺りから2001年くらいまで、私はこの世界を友人とシェアして活動していました。
 そちらを出さずに番外編に当たる話をここに上げるのはどうかというご意見もあろうかと思います。
 しかしこの話が、沢山書いたその世界の作品の中で、最も一個として独立した話であると思い、今回掲載した次第です。
 大本の作品の方は、著作権が私だけのものではないのでここに掲載することはできませんが、この話が毛色の変わったファンタジーとして読んでいただければありがたい限りです。

 余談ですが、読んでくれた友人が緋凌に対して「こんな頭でっかちな男は嫌いだ」という感想をお寄せくださったことが、いまだに忘れられません。

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